【特集】アベンヌ・ラロッシュポゼ・ビオデルマ・ユリアージュ 信頼のデルモコスメとは?

敏感肌に寄り添う、フランス発の4つの信頼ブランド
「デルモコスメ(ダーマコスメ)」という言葉をご存じでしょうか。
フランスの薬局に並ぶ、皮膚科学に基づいた"薬と化粧品の間"の存在。
敏感肌や治療中の肌でも安心して使えるよう研究開発され、医師や薬剤師にも推奨されるカテゴリーです。
日本では限られた数のブランドしか正規に展開していませんが、今回はその中でも特に信頼度の高い アベンヌ、ラ ロッシュ ポゼ、ビオデルマ、ユリアージュ を取り上げます。
歴史やアプローチの違いを知ることで、自分に合うケアを選びやすくなるはずです。
Aveneアベンヌ ― 温泉水から生まれた安心感

南フランスの村のターマルウォーター(湧水)をルーツに持つアベンヌは、18世紀から温泉療法に使われてきた背景があります。
製薬会社ピエール ファーブルが研究を重ね、スキンケアに活かしたのがブランドの始まりです。
この温泉水は、やさしい使い心地と肌を心地よく整える感触で知られています。
現地には温泉水を取り入れた皮膚ケア施設もあり、世界中から人が訪れるほど。
日本でも「アベンヌウォーター」はドラッグストアで手軽に購入でき、季節を問わず取り入れられるアイテムとして親しまれています。
LA ROCHE-POSAY ラ ロッシュ ポゼ ― 紫外線ケアの定番ブランド

中部フランスのラロッシュポゼ村のターマルウォーターをルーツに持ち、皮膚科学研究をもとに発展したブランド、ラ ロッシュ ポゼ。
現在は、世界100カ国以上で展開されています。
最大の強みは紫外線研究。
敏感肌用の日焼け止めといえばラ ロッシュ ポゼ、というほど日本でも定評があり皮膚科で紹介されることも少なくありません。
さらに美白、保湿、エイジングケアと幅広いシリーズが揃っており、いずれも「敏感肌でも続けやすい」ことを軸に開発されています。
BIODERMA ビオデルマ ― 肌のしくみに寄り添う発想

1970年代にフランスで生まれたビオデルマは、「肌の本来の仕組みを尊重する」という考えを大切にしているブランドです。
肌のバリア機能を守りながらサポートするという哲学から、"生体模倣処方"という言葉で表現されることもあります。
代表的な製品は「サンシビオ H2O」。
水のように軽やかなクレンジングウォーターで、敏感肌の人も安心して毎日使えると大人気に。いまでは日本のバラエティショップでも定番の存在となりました。
洗浄から保湿までをカバーするラインナップは、赤ちゃんから大人まで幅広く対応。
家族でシェアできる安心感も、このブランドの魅力です。
URIAGE ユリアージュ ― アルプスの温泉水が導くうるおい

フレンチアルプスの恵みを受けた温泉水をベースにしたブランドがユリアージュ。
世界80カ国以上で展開され、敏感肌や乾燥しやすい肌にも取り入れやすいブランドとして親しまれています。
ユリアージュ温泉水に含まれる豊富なミネラル成分は、肌を健やかに保つためのサポートをすると考えられています。
日本でも販売が進んでおり、スプレータイプのミストや保湿クリームは「手軽に使えるデルモコスメ」として人気を集めています。
今後注目したい海外ブランド
今回紹介した4ブランドは、日本でも入手しやすく信頼できるデルモコスメの代表格です。
一方で、世界にはさらに多彩なブランドが存在します。
例えば、温泉水を活かした「ヴィシー」、科学と香りの芸術性を融合させた「ガレニーク」、そして高濃度処方を低刺激で実現する「SVR」。
今度、こちらの特集でも取り上げていく予定です。
デルモコスメは、ただの敏感肌用化粧品ではありません。
皮膚科学に裏打ちされた確かな効果と、日常に寄り添う優しさを両立したケア。
だからこそ薬局や皮膚科で信頼され、世界中で愛されてきました。
アベンヌ、ラ ロッシュ ポゼ、ビオデルマ、そしてユリアージュ。
この4ブランドを知っておくだけで、肌がゆらぐ季節も、治療で不安定な時期も、安心して選べるスキンケアの幅がぐっと広がるはずです。
※本記事は一般的な美容情報の紹介であり、製品の効果効能を保証するものではありません。使用に際しては各ブランドの公式情報をご確認ください。